80年代以降の急激な外食需要の伸長により、旧来の家内工業的な国内割り箸メーカーだけでは供給がまかなえなくなり、大量・廉価を求めて海外での生産にシフトされ、一部の高級箸を除いては、そのほとんどが中国からの輸入品です。ただし近年、中国においても森林の枯渇や規制などから、原木伐採が困難になってきており、その供給をロシアやモンゴルに求めています。
このような状況と、世界的な環境保全への関心の高まりにより、海外での森林伐採に頼る現状には、常に不安定要素がつきまとっています。
ところが、日本は国土面積の65%以上が緑に被われる世界第2位の緑被国であり、人工林が半分以上を占めています。したがって、計画的に伐採・植林された人工林の建築材等に製材された際にできる端材や間伐材の量だけで、多くのお客さまに対応する事が可能です。
■工場に搬入された端材
当社独自の生産技術で、薄材の利用を可能としています。
■立ち並ぶ間伐材
健全な森林をつくるために間伐は欠かせない作業です。